法的事故解決後の人生(第二の人生を求めて)

法的事件解決後の人生

100の事件がありましたら、100通りの家族事情というものがあります。当会にも事件解決後にも様々なご相談が寄せられます。当会では後遺症を負った被害者は中流の生活ができる権利を求めるべきと考えております。

中流とは何か

中流とは何かというと、人それぞれ基準が違うでしょうし、具体的に説明はしにくいのですが、悲しい事ながら脳神経に損傷を負った場合多少の改善があっても後遺症が奇跡的に回復するケースは極々まれと考えざるを得ません。もちろん、受傷された年齢によりその差が出てくる場合もあります。

特に若年層の受傷においては改善が見られる場合もあります。回復を信じて過ぎて治療、リハビリに集中するあまり、回復しなかった場合の損害賠償(被害者が将来生きていくための)獲得活動を軽視して後で生活が追い込まれる方もいます。現実を見てバランス感覚を持つことも大切なのではないでしょうか。

被害者本人が第二の人生を送るために

必要な損害賠償を獲得したならば、先ずはその本人に成り代わって、家族が一致団結して介護に向かわねばなりません。陳述書に頭を悩ませることはもうありません、治療費に悩むこともありません。事件が解決すれば、被害者本人の第二の人生だけでなく、周りの家族の第二の人生が待っているはずです。

元気なころとは変わってしまった、被害者本人を受け入れ、そしてともに生活していくのは家族です。ストレスのない介護生活を送るためにも、当会ではせめて経済的に追い込まれない中流の生活を目指しましょうと訴えております。

実際、当会加入の被害者の家族の方々が気の会う仲間同士の交流から様々な人生設計が生まれています。事件解決後も、ブログやメールの活発なやり取りが見受けられます。